不動産登記の義務化

先日、不動産登記の義務化に関する法案が成立しました。

今や、所有者不明の土地は九州本島よりも広いと言われています。
都内でも朽果てた空き家などを時々見かけますが、謄本を取得してみると、何十年
も動きがなく、大体は所有者が不明になっているケースが殆どです。



このような”所有者不明土地”の問題を解決するための今回の法案ですが、法案の柱は
以下の通りです。

1)発生の予防
・相続を知ってから3年以内に登記することを義務化。(2024年度施行予定)
・相続手続きも簡素化して、不要な土地は国庫への納入も可能に。

2)土地利用の円滑化
・共有者の所在が不明な不動産など所在不明人を除外して売却も可能に。
・放置されて荒廃した所有者不明土地は裁判所の許可を得て売却可能に。
(代金は裁判所で管理する)

所有者不明土地は時間が経てば経つほど、所有者にたどり着くのは困難になります。
この法案で全て解決とはいかないでしょうが、一歩前進したように思います。

不動産は活用されてこそ価値があり、空き家や空き地などはその価値を捨てている
に等しいと個人的には思っています。

空き家になっている場合なども、所有者の方に話を伺ってみると、「家の中が片付
いていない」とか「特に困っていない」といった、”消極的な理由”で【とりあえず】
空き家にしているケースが殆どです。

しかし、認知症になってしまうと不動産の売却はできなくなりますし、相続が起き
て不動産を巡って仲のよかった兄弟が不仲に!なんてことも珍しくはありません。
空き家問題は、必ずご自身の代でケリをつけましょう!



当社は「北区不動産」専門です。
北区内で相続した実家が空き家となっており困っている方は、当社までご相談ください。
?Gg[???ubN}[N??

2021年4月26日