遺言書が必要な人 その1

遺言書というと、財産がたくさんあって、相続人が大勢いるような人が書くもの。
そう思っていませんか?



本当は、すべての人が遺言書を書くことが望ましいのですが、中でも遺言書を
書いておいた方がいい人というのは、以下のような方です。

1. お子様がいない夫婦
お子様がいないご夫婦でご主人が亡くなったとします。
ご主人の遺産は全てご自分が相続されるはず、と思っている奥様も多いのではない
でしょうか?
ところが、ご主人にごきょうだいがいた場合、その方々にも遺産の1/4について
相続を主張する権利があるのです。

財産のほとんどは自宅不動産なのに、ご主人のきょうだいに遺産分割を主張された
としたら、ご自宅を売却しなければならなくなるかもしれません。
このような場合でも、「妻にすべての財産を相続させる」という遺言書があれば、
奥様が全ての遺産を相続することができるのです。

但し、これがきょうだいではなく、ご主人の両親の場合は遺言書があっても「遺留
分」といって財産を主張する権利はあるのですが。(この場合、遺産の1/6)

2. おひとり様
おひとり様も遺言書を書いておいた方がいいですね。
死んだ後の事などどうでもいい、というような世捨て人はさておき、「立つ鳥跡
を濁さず」という考えの方は、死んだ後どうして欲しいのか、を遺言書に書いて
おかれた方がいいと思います。

財産の分け方や葬儀・お墓のことなど、遺された方が困らないようにしておきた
いものですよね。
また、お世話になった友人や親類などに財産を残してあげたいとか、特定の団体
に寄付(遺贈)したい、などとお考えの方も遺言書が必要です。

あと、ペットの世話をお願いしたい場合などは、面倒をみてもらうことを条件に
財産を残す「負担付き贈与」という方法もあります。
とは言え、事前に話しておく必要はありますが。

次回は、遺言書が必要な人 その2をお送りします。


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2021年4月17日